トヨタ プロボックスバンの燃費は良い?実燃費は?日産 ADとも比較
カテゴリー: 特選車
タグ: トヨタ / 日産 / ステーションワゴン / ハイブリッド / 2WD / 4WD / BBQ / キャンプ / 釣り / 商用車 / 営業車 / プロボックスバン / AD / 高橋満
2026/07/03
▲ビジネスカーとして圧倒的なシェアを誇るプロボックスバン。その燃費性能を解説取り回しの良いボディサイズと、たっぷり物を積める荷室の広さから、多くの会社のビジネスカーに選ばれているトヨタ プロボックスバン(初代)。ただ、長距離を走る商用車だけに燃費が気になる方も多いはず。
この記事では、プロボックスバンの燃費について解説。実燃費やライバル車の日産 AD(4代目)との比較や、購入費用を抑えるための経済的な買い方も紹介します。
プロボックスバンの燃費をサクッとまとめ
【カタログ燃費】ハイブリッド車が設定されており、WLTCモード燃費は最高で24.2km/L
【実燃費】クチコミではガソリン車の実燃費は9~15km/L。ただ用途を考えれば許容範囲内
【車種比較】燃費はADより良好。大きな違いはハイブリッド車の有無
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トヨタ プロボックスバン(初代)プロボックスバンの燃費は最高で24.2km/L。グレード別に紹介
初代プロボックスバンのデビューは2002年7月。この24年の間に幾度も改良されており、2018年11月にはハイブリッドが追加されるなど、燃費性能を高めてきました。
新車で現行販売されているモデルのパワートレインは、1.5Lのガソリン車とハイブリッド車の2種類。ガソリン車のみ4WDが用意されています。
グレードはハイブリッド車に3つ、ガソリン車に2つラインナップされており、その WLTCモード燃費は次のとおりです。
| パワートレイン | グレード | 駆動方式 | WLTCモード燃費 |
|---|---|---|---|
| ハイブリッド車 | GX/GL/F | 2WD | 24.2km/L |
| ガソリン車 | G/F | 2WD | 17.3km/L |
| 4WD | 15.1km/L |
| パワートレイン | グレード | 駆動方式 | WLTCモード燃費 |
|---|---|---|---|
| ハイブリッド車 | GX/GL/F | 2WD | 24.2km/L |
| ガソリン車 | G/F | 2WD | 17.3km/L |
| 4WD | 15.1km/L |
燃費はグレードによる差はなく、パワートレインと駆動方式によって異なります。当然、燃費が良いのはハイブリッド車で、24.2km/Lと好燃費です。
ハイブリッド車・ガソリン車別に各走行モードの燃費を比較
WLTCモードには「市街地モード」「郊外モード」「高速道路モード」という走行シーンを想定し計測した燃費が示されています。
| パワートレイン | 駆動方式 | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
|---|---|---|---|---|
| ハイブリッド車 | 2WD | 23.7km/L | 25.6km/L | 23.5km/L |
| ガソリン車 | 2WD | 12.7km/L | 18.6km/L | 19.5km/L |
| 4WD | 11.1km/L | 16.2km/L | 16.9km/L |
| パワートレイン | 駆動方式 | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード |
|---|---|---|---|---|
| ハイブリッド車 | 2WD | 23.7km/L | 25.6km/L | 23.5km/L |
| ガソリン車 | 2WD | 12.7km/L | 18.6km/L | 19.5km/L |
| 4WD | 11.1km/L | 16.2km/L | 16.9km/L |
ハイブリッド車では市街地モードと郊外モードの燃費がいいのに対し、ガソリン車は高速道路モードが最も優れています。これは、パワートレインの仕組みの違いによるものでしょう。
ハイブリッド車は減速時のエネルギーで発電し、その電気を使ってモーターを動かします。つまり適度に減速する一般道、特に郊外では電気を確保できる分、効率的に走ることができるのです。
一方でガソリン車は、プロボックスバンに限らず、低いエンジン回転で走り続けられる高速道路の方が低燃費となる傾向にあります。
▲ハイブリッド車は燃費性能が高いだけでなく、モーターによるスムーズな発進と加速も特徴過去のプロボックスバンにも注目! 1.3Lガソリンやディーゼルターボの燃費
プロボックスバンには1.5Lガソリンエンジンとハイブリッド以外にも、過去いくつかのパワートレインが搭載されていました。注目すべきユニットは次の2つです。
過去設定されていた主なパワートレイン
- ●1.3Lガソリンエンジン:2002年7月~2025年11月生産
- ●1.4Lディーゼルターボ:2002年7月~2007年9月生産
上記のパワートレインは年代によっても燃費が異なります。1.3Lガソリン車は2014年9月にエンジンが刷新され、当時の燃費基準(JC08モード)で17.6km/Lになりました。現在の基準(WLTCモード)で測定し直した数値は16.6km/Lを記録しています。
ディーゼルターボの燃費は当時の測定基準(10・15モード)で23km/L。当時としては優秀な数値であり、パワフルで荷物をたくさん積んでも余裕をもって走れるため、現在でも人気があります。

著者・高橋満ディーゼルターボを搭載したプロボックスバンは中古車で探すことができます。ただ、自動車NOx・PM法*の規制対象のため、適切な対策を施さないと一部地域では走行が禁止されている点には注意が必要です。
プロボックスバンの実燃費は? ユーザーのクチコミを紹介
続いてプロボックスバンの実燃費を確かめてみましょう。以下は、カーセンサー内のクチコミ評価ページに寄せられた数値です。
| 投稿者 | エリア | グレード | 実燃費 |
|---|---|---|---|
| shinbeeさん | 東京都 | 1.5 GL | 9km/L |
| citroさん | 兵庫県 | 1.3 DX | 9.8km/L |
| ご入力開始さん | 三重県 | 1.3 DX | 14km/L |
| ピロさん | 愛知県 | 1.3 DX コンフォート | 15km/L |
| たくさん | 大阪府 | 未記載 | 10.2km/L |
| 投稿者 | エリア | グレード | 実燃費 |
|---|---|---|---|
| shinbeeさん | 東京都 | 1.5 GL | 9km/L |
| citroさん | 兵庫県 | 1.3 DX | 9.8km/L |
| ご入力開始さん | 三重県 | 1.3 DX | 14km/L |
| ピロさん | 愛知県 | 1.3 DX コンフォート | 15km/L |
| たくさん | 大阪府 | 未記載 | 10.2km/L |
実燃費は9~15km/Lとガソリン車のカタログ値より多少下がっていますが、ビジネスカーとしてのユースを考えれば許容範囲内でしょう。
実際、ユーザーのコメントを読むと、多くはたくさんの荷物を積載して走行している模様。街中でストップ&ゴーを繰り返していることも想定されるので、むしろ健闘しているといえます。
ハイブリッド車とガソリン車、燃費代の差は?何万kmで回収できる?
ハイブリッド車とガソリン車との燃料代はどれくらい違うのか? 上級グレードのFで、ハイブリッド車とガソリン車の燃料代を走行距離別に試算してみました。
| 走行距離 | ハイブリッド車 | ガソリン車 | 燃料費の差/節約効果 |
|---|---|---|---|
| 1万km | 6万9917円 | 9万7803円 | 2万7886円 |
| 3万km | 20万9752円 | 29万3410円 | 8万3658円 |
| 5万km | 34万9587円 | 48万9017円 | 13万9430円 |
| 7万km | 48万9421円 | 68万4624円 | 19万5203円 |
| 10万km | 69万9174円 | 97万8035円 | 27万8861円 |
| 15万km | 104万8760円 | 146万7052円 | 41万8292円 |
| 走行距離 | ハイブリッド車 | ガソリン車 | 燃料代の差/節約効果 |
|---|---|---|---|
| 1万km | 6万9917円 | 9万7803円 | 2万7886円 |
| 3万km | 20万9752円 | 29万3410円 | 8万3658円 |
| 5万km | 34万9587円 | 48万9017円 | 13万9430円 |
| 7万km | 48万9421円 | 68万4624円 | 19万5203円 |
| 10万km | 69万9174円 | 97万8035円 | 27万8861円 |
| 15万km | 104万8760円 | 146万7052円 | 41万8292円 |
ガソリン車とハイブリッド車ではハイブリッド車の燃料代が安く、その節約効果は上記の通り。例えば、走行距離1万kmで燃料代の節約効果は約2万8000円です。これだけ見るとハイブリッド車の燃料代はそこまで多くないように感じるかもしれませんが、ビジネスカーなら年間走行距離は多いことでしょう。
営業活動などで長距離を走ったり、経費を抑えるため長く乗り続けたりする予定ならハイブリッド車の方が割安になるかもしれません。
そして、現在の新車価格を比較するとハイブリッド車とガソリン車の価格差は27万5000円。この差額は、年間走行距離が1万kmなら10年ほど、2万kmなら5年で回収できます。
プロボックスバンの燃費をライバル車のADと比較
初代プロボックスバンは他の商用バンと比べて、どれほど燃費が良いのかも気になるところでしょう。ライバル車の日産 AD(4代目)と比べてみました。
| 車種 | パワートレイン | 駆動方式 | 燃費 |
|---|---|---|---|
| プロボックスバン(初代) | 1.5L ガソリンエンジン | 2WD | 17.3km/L |
| 4WD | 15.1km/L | ||
| 1.5L ハイブリッド | 2WD | 24.2km/L | |
| AD(4代目) | 1.5L ガソリンエンジン | 2WD | 16km/L |
| 1.6L ガソリンエンジン | 4WD | 12.4km/L |
| 車種 | パワートレイン | 駆動方式 | 燃費 |
|---|---|---|---|
| プロボックスバン(初代) | 1.5L ガソリンエンジン | 2WD | 17.3km/L |
| 4WD | 15.1km/L | ||
| 1.5L ハイブリッド | 2WD | 24.2km/L | |
| AD(4代目) | 1.5L ガソリンエンジン | 2WD | 16km/L |
| 1.6L ガソリンエンジン | 4WD | 12.4km/L |
注目したいのは、4代目ADにはハイブリッドの設定がないこと。必然的に、燃費性能にこだわるのであれば、プロボックスバンのハイブリッド一択になります。
ガソリン車でも燃費はプロボックスバンが有利。特に、4WDでは2.7km/Lと結構な燃費差があります。
この燃費差は、パワートレインの違いが大きな要因でしょう。ガソリンエンジンの排気量だけでなく、トランスミッションもプロボックスがCVTであるのに対し、ADの4WDは4AT。エネルギー効率にも差があるのです。
▲4代目ADは抑揚のあるデザインが特徴。同じ商用車でも、箱型のプロボックスバンとは雰囲気が異なる購入費用を賢く節約! プロボックスバンの中古車が経済的
燃費性能に優れるプロボックスバンですが、新車の車両価格はガソリン車で191.84万円~。ハイブリッド車では203.83万円~と、相応の価格設定となっています。
しかし、中古車を視野に入れれば購入費用をグッと抑えることが可能。2026年5月時点における中古車の平均総額は約160.8万円と、リーズナブルになっています。
大規模な改良が施された2014年9月以降の後期型も総額60万円から購入圏内。その後に設定されたハイブリッド車も総額90万円前後から見つけることができます。
オススメの選び方①:購入費用を抑えたいなら後期型「1.5 GL」(ガソリン車)
▲現在はハイブリッド車のみの設定となるGLだが、ガソリン車でも2021年11月まで設定されていた費用を抑えて乗り出したいなら、内外装が一新された後期型「1.5 GL」がベターです。
低価格帯の物件は、年式による価格差が顕著。とはいえ、使い勝手や燃費性能を考えれば、改良が進んだ後期型に的を絞るのがプロボックスバン選びの基本筋です。
一方、グレードによる価格差はそこまでではありません。そのため、パワーウインドウが非装着の「DX」や運転席のみの設定となる「DX コンフォート」より、中間グレードの1.5 GLの方が好コスパといえます。
▲GLでは前席両側にパワーウインドウを採用後期型1.5 GLの価格帯は総額で約60万~360万円。高価格帯はカスタム車で、ボリュームゾーンは総額90万~160万円です。
流通台数は130台とやや少なめなので、条件に合った物件が見つかったなら早めの行動が吉でしょう。
オススメの選び方②:長距離移動が多いなら後期型「ハイブリッド 1.5 F」
▲Fグレードはバンパーがボディと同色になるのが特徴。それ以外のグレードは無塗装の樹脂バンパープロボックスバンは高速道路でもよく見かけます。頻繁に長距離を移動する仕事なら、燃費性能にはこだわりたいところでしょう。となれば、「ハイブリッド1.5 F」がイチオシです。
ハイブリッド車は400台以上が流通。台数が多いのはエントリーの「ハイブリッド1.5 GX」と上級のハイブリッド1.5 Fで、現在の新車価格だと両車には22万3300円の価格差があります。しかし、中古車ではそこまでの価格差はありません。
▲ハイブリッド車が登場した際にセンターコンソールのマルチホルダーのサイズが拡大。スマホなども収納できるハイブリッド 1.5 Fに限定すると流通台数は約150台で、価格帯は総額で約95万~420万円。
低価格帯は走行距離が10万kmを超えている物件が中心ですが、総額180万円前後から3万km以下のものが見つけやすくなります。
オススメの選び方③:プライベートで使うなら後期型「1.5 F」
▲上級グレードのFはバンパーがボディ同色になるビジネスではなくプライベートでプロボックスバンに乗るなら、ガソリン車の上級グレード「F」がオススメ。プライベートでの使用では走行距離が比較的少なくなるはずなので、ハイブリッドではなくガソリン車の方がトータルコストを抑えられるはず。
さらに、ポイントとなるのはリアシートです。プロボックスバンは1~2名乗車が前提で、後席は格納して荷物の積載を想定して設計されています。そのため、後席は簡易的で、ヘッドレストも装着されていません。
ただ、Fだけはヘッドレストが装備され、座面も厚みがあるのが特徴。後席に人が乗車する機会があるなら、移動時の快適性や安全性を考えるとFを選ぶのが妥当でしょう。
▲Fの後席。パワーウインドウも他のグレードが前席のみなのに対し、Fは後席にも採用されている中古車流通台数は110台と少なめ。価格帯は総額で約60万~430万円です。ビジネスでの需要が高いので中古車の走行距離は延びがちですが、総額170万円前後から走行5万km以下の物件も見つけやすくなります。
なお、高価格帯のカスタム車はデザインが無骨なアウトドアテイストに変更されており、これはこれで人気を博しています。せっかくプライベートで利用するなら、積極的に検討してみるのも面白いでしょう。

自動車ライター
高橋満(BRIDGE MAN)
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経てエディター/ライターとして1999年に独立。独立後は自動車の他、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。愛車はフィアット500C by DIESEL
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