180万円で手に入るイケてる輸入車。“ダンディみ”を上げる4シリーズクーペ
2026/06/30

【連載:どんなクルマと、どんな時間を。】
車の数だけ存在する「車を囲むオーナーのドラマ」を紹介するインタビュー連載。あなたは、どんなクルマと、どんな時間を?
BMWをスタイリングで選ぶという贅沢
Kさんは自動車メディアをはじめ、ファッションやアウトドアなど、幅広い分野で、車を中心としたライフスタイル提案を行うフリーランスの編集者だ。
仕事柄、これまで数多くの車を乗り継いでおり、このところは、スタイリッシュでありながら肩肘張らず付き合えるクーペモデルがお気に入りだという。
現在の愛車は、鮮やかなメルボルンレッドのボディに、ホワイトレザーのインテリアを組み合わせたBMW 4シリーズクーペだ。

出合いはなかば偶然だった。それまで乗っていたメルセデス・ベンツ CLSの車検が近づき、売却相談のために付き合いのある中古車店へ足を運んだところ、このBMWを見つけたという。
「そこのお店には50台ぐらい販売車両があって、スズキ ジムニーやマツダ ロードスター、MINIなども見せてもらったのですが、どれも心が動かなかったんです。じつはひそかに日産 フェアレディZ(RZ34型)があれば……とも思っていたのですが、それは残念ながら置いていなくて。そんな中で、この4シリーズクーペを見て、ほとんど衝動買いでしたね 」
購入の決め手になったのは、人気グレードの「Mスポーツ」ではなく、「ラグジュアリー」だったこと。
クロームメッキのパーツを各部にあしらった内外装は、BMWらしいスポーティさよりも、むしろ上質で落ち着いた雰囲気を漂わせる。Kさんによれば、長い中古車歴の中でも内外装のコンディションは最も良好だったそうで、「恐らく前オーナーは女性だったのでは」と推察するほどだった。

赤い車を所有するのはこれで3度目。ちなみに前回はプジョー 205だったという。ただ、Kさん自身は赤いボディ以上に、白いインテリアへ強く引かれたそうだ。
大嫌いな渋滞に巻き込まれても、明るい色の車内だと気分が少し軽くなるのだという。
搭載されるエンジンは4気筒ガソリン仕様。4シリーズクーペには、BMWの象徴ともいえる「ストレート6」搭載モデルも用意されるが、Kさんはそこに特別なこだわりはなかった。

気楽だけどサマになる車
「乗ってもスポーティな感じは全然ないですね。4シリーズで売れているモデルのほとんどがMスポーツであることからしても、多くの方はスポーティさを求めてBMWを買うと思うんですけど、僕はカーマニア気質ではなくて、スペックとかパフォーマンスにはあまり興味がないんです」
実際、山道を軽快に駆けぬけるよりも、高速道路をゆったりとクルージングする方が性に合っているというKさん。その使い方において、この4気筒エンジンに不足を感じることはまったくないそうだ。
「年齢的なものもありますが、いまは気合を入れて運転するより、のんびりとクルージングしたくなるんです。この車は決して速くはないし、エンジン音だって少しガラガラしている。でも、それがちょうどいいんです」

かつてはポルシェ 911を所有したこともあったというKさん。高性能で刺激的な走りが楽しめる反面、それを維持していくことの負担が大きく、いまの自分の嗜好には合わないと感じたのだとか。
そういう意味では、2ドアクーペというボディ形式で適度なスポーティさを漂わせつつ、落ち着いた意匠と快適さを備えた現在の愛車は、まさに理想の1台なのだろう。
「例えばイタリアの人って、上質なジャケットでも肩の力を抜いて自然に着こなすじゃないですか。僕は車にもそういう感覚を求めているんです。キメすぎず、でもどこか品がある。そういう“着流す”ような車との付き合い方が理想です」

休日は都内から葉山や三浦方面へふらりと足を運ぶことが多いという。湘南のように賑やかなエリアよりも、少し落ち着いた空気の流れる海辺の街が好みだ。葉山マリーナ周辺のレストランで食事を楽しみ、景色の良い道を軽く流して帰ってくる。
車そのものを目的にするのではなく、ファッションや食事も含めて、いかに心地よい時間を過ごせるか。それがKさんにとってのカーライフだ。
だからこそ、車内の香りにもこだわる。現在はイタリアの老舗ブランド「サンタ・マリア・ノヴェッラ」のポプリを車内に置き、ドライブの時間をより豊かなものにしているそうだ。

「これは僕の個人的な見解ですが、男は年齢を重ねると、どうしても“くたびれた感じ”が出てしまうんですよ。だから、エレガントさって大事だと思うんです」
購入金額は約180万円だったという。しかし、Kさんが乗るその姿からは、とてもその価格帯の中古車には見えないだろう。説得力抜群である。

▼検索条件
BMW 4シリーズクーペ(初代)
Kさんのマイカーレビュー
BMW 4シリーズクーペ(初代)
●年間走行距離/約5000km
●購入金額/180万円
●マイカーの好きなところ/斜め後ろの姿
●マイカーの愛すべきダメなところ/Android Autoに対応していないところ、または大して加速が良くないところ(悪いわけではなく’大して’です)
●マイカーはどんな人にオススメしたい?/下取りを気にしない人(色が赤で人気色というわけではないので買った時もお手頃に買えたが下取りもおそらくそこまで良くないので)

ライター
佐藤旅宇
オートバイ専門誌と自転車専門誌の編集記者を経て2010年よりフリーライターとして独立。様々なジャンルの広告&メディアで節操なく活動中。現在の愛車はフォルクスワーゲン クロスUP!と日産 ラルゴの他、バイク(HONDA)とたくさんの自転車。
この記事で紹介している物件
BMW
4シリーズクーペ 420i Mスポーツ 保証付 禁煙車 ナビ バックカメラ Bluetooth フロントスポイラー オートLEDライト ミラー型ETC アダクティブクルーズコントロール BSM クリアランスソナー スマートキー2個
本体価格153.0万円
支払総額169.1万円
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