え! CX-8が総額100万円台で買えるの? マツダの超人気SUV、モデル概要やオススメの狙い方を解説
2025/12/08
▲3列シート車らしからぬ美しいプロポーションのCX-8(初代)。そんなマツダのフラッグシップが総額160万円台から狙える!?現在のラージ商品群とは異なる魅力をもつクロスオーバーSUV
マツダ CX-8(初代)はCX-80が登場するまで、約6年半の期間にわたりマツダのフラッグシップだったモデルだ。1代限りで終わってしまったが、人気車だったのは間違いなく、マツダが高級SUVも作れることを印象づけた車とも言える。
そんなCX-8(初代)だが、生産終了から間もなく2年という今、中古車市場では100万円台後半から狙えるようになってきているようだ。新車当時の価格が289.4万~511万円だったことを考えると、かなりのお値打ちプライスだろう。
だが、果たして格安の物件は買いなのか? 今回はCX-8(初代)のモデル概要を改めて振り返りつつ、中古車状況とオススメの狙い方を解説していこう。
▲3列シートを備えるだけでなく、荷室容量も591L(3列目シート可倒時)とたっぷり。ゴルフバッグなら4個も積める▼検索条件
マツダ CX-8(初代)モデル概要:外観も走りもシャープな3列シートSUV
マツダ初の3列シートクロスオーバーSUVとして2017年9月にデビューしたCX-8(初代)。それ以前のラインナップでは最大サイズがCX-5(2代目)で、価格帯も300万円台が上限だった。
実は、このCX-8(初代)登場を機にマツダはミニバンのプレマシーとビアンテの販売を終了。つまりCX-8(初代)はマツダのフラッグシップであると同時に、ミニバンに代わる新たな3列シート車として開発されたのだ。
外観は当時の魂動(こどう)デザインが存分に反映されたもので、とても3列シート車には見えないスポーティなもの。後継となるCX-80では重厚感を重視したデザインとなったが、この精悍な顔つきの方が好み、という人は少なくないだろう。
▲ディープレッドの内装色が用意されるなど、豪華なインテリアもCX-8(初代)の魅力だったプラットフォームは北米で販売されていた大型クロスオーバー車CX-9とCX-5(2代目)を合わせたものとなっていたが、ボディサイズは日本の道路事情を考慮して全長4920~4925mm×全幅1840mm×全高1730mmに抑えられた。それでも車内空間は十分に広く、3列目シートまで大人が普通に座れる空間となっている。2列目シートにはベンチシートの他、左右独立のキャプテンシートも設定された。
| エンジン | 年式区分 | 最高出力 | 最大トルク |
|---|---|---|---|
| 2.2L ディーゼルターボ「XD」 | ~2020年11月 | 140kW(190ps)/ 4500rpm | 450N・m(45.9kg・m)/ 2000rpm |
| 〃 | 2020年12月~ | 147kW(200ps)/ 4000rpm | 450N・m(45.9kg・m)/ 2000rpm |
| 2.5L ガソリン「25S」 | 2018年11月~ | 140kW(190ps)/ 6000rpm | 252N・m(25.7kg・m)/ 4000rpm |
| 2.5L ガソリンターボ「25T」 | 2018年11月~ | 169kW(230ps)/ 4250rpm | 420N・m(42.8kg・m)/ 2000rpm |
| エンジン | 年式区分 | 最高出力 | 最大トルク |
|---|---|---|---|
| 2.2L ディーゼルターボ「XD」 | ~2020年11月 | 140kW(190ps)/ 4500rpm | 450N・m(45.9kg・m)/ 2000rpm |
| 〃 | 2020年12月~ | 147kW(200ps)/ 4000rpm | 450N・m(45.9kg・m)/ 2000rpm |
| 2.5L ガソリン「25S」 | 2018年11月~ | 140kW(190ps)/ 6000rpm | 252N・m(25.7kg・m)/ 4000rpm |
| 2.5L ガソリンターボ「25T」 | 2018年11月~ | 169kW(230ps)/ 4250rpm | 420N・m(42.8kg・m)/ 2000rpm |
エンジンは現在のマツダのラージ商品群とは異なる横置きで、パワートレインもFFをベースとしたもの。2.5L ガソリンターボ車以外には4WDの他に2WDも用意された。外観のイメージに違わず、3列シート車とは思えないシャープな走りも好評を博した理由だ。
▲乗車定員はグレードにより6~7人の設定CX-8(初代の)の主なグレード構成は以下のとおり。
17インチアルミホイール、ファブリックシートなどシンプルな装備内容だが、先進安全装備である「i-ACTIVSENSE」は全車への標準装備。「XD」「25S」に設定。
19インチアルミホイール、パワーリフトゲートなど実用的な装備を備えるグレード。「XD」「25T」「25S」に設定。
本革シートやルーフレールなどを備える上級グレード。「XD」「25T」「25S」に設定。
シートヒーター&ベンチレーション機能付きナッパレザーシートなどを備える最上級グレード。「XD」「25T」「25S(2022年1月~)」に設定。
フロントグリルやボディ下部などブラックにし、専用シートを装備した仕様。
▲後期型では、オフロード色を高めた特別仕様車「グランド ジャーニー」も設定された約6年半というモデルライフにおいては改良も多かった。以下に代表的なものを挙げる。
2.5Lガソリンエンジン搭載車(当初は2WD車のみの設定、2019年11月から4WD車を追加)と、2.5L ガソリンターボエンジン搭載車(4WD車のみ)を追加。「G-ベクタリング コントロール(GVC)」を改良。
電動スライドガラスサンルーフを標準装備(一部グレード)&オプション設定。4WD車に「オフロード・トラクション・アシスト」機能を追加。
2.2L ディーゼルターボエンジンの性能向上。特別仕様車だった「エクスクルーシブモード」をグレード化するとともに7人乗り仕様を追加。パワーリアゲートを装備(一部グレード)。
それまで「XD」「25T」のみの設定だった「エクスクルーシブモード」に「25S」を追加。
前後バンパー、フロントグリルなどの外観を変更。サスペンション、安全性能を向上。新グレード「スポーツアピアランス」を追加。
この中で中古車選びに関わる重要なものは、2020年12月のディーゼルエンジン改良、および2022年12月のマイナーチェンジだろう。2022年12月の変更は外観の変更をともなう大規模なもので、この時期を境に前期・後期と分けるのが一般的。ただし、この変更からわずか1年半ほどで生産終了となっており、後期型の台数はそう多くなさそうだ。
中古車概況:流通台数は減少するも平均総額は安定的に推移
ここからは現在の中古車状況を見ていこう。まず平均総額については、販売終了した2024年に一時的に上昇し300万円台前半となったが、2025年に入ってから再び下降傾向となっている。
直近260万円台になってからはほぼ横ばいの状態が続いているが、2024年11月~2025年10月までの1年間で比較すると、60万円近い59.5万円もダウンしている計算だ。
▲2024年11月~2025年10月までの中古車平均総額推移一方、延べ掲載台数については時期に変動が大きく、特に生産終了年となった2024年は2847台まで急上昇し、今年に入ってからは再度、減少傾向に。直近では1719台になっている。
▲2024年11月~2025年10月までの延べ掲載台数推移半年間では1000台以上もの減少数であり、現時点でのカーセンサーnet上の掲載台数も1000台を切っている。生産終了からある程度の年月が経過していることもあり、今後再び増えることは考えづらいだろう。現時点では流通台数もあり、価格も値頃感がある。もしかしたら今が一番の狙いどきかもしれない。
ということで、次項ではオススメの狙い方を紹介していこう!
オススメの狙い方①:価格重視で狙うなら総額200万円以下を目安に
デビュー当初はディーゼル車のみだったこともあり、中古車市場でも実に全体の8割近くがディーゼル車となっている。そこで価格重視で選ぶとすると、デビュー直後年式のベーシックグレードである「XD」もしくは「XD プロアクティブ」2WD車あたりが狙い目となるだろう。
冒頭で「100万円台後半から狙えるように」と述べたが、実際には総額100万円台前半の物件も流通している。ただ、それのほとんどが走行距離10万km以上。CX-8(初代)のディーゼルエンジンは信頼性の高いものだが、足回りの作りなどは乗用車的で、走行距離が延びると修理交換のコストがかかりがちだ。
しかし予算を総額160万円台まで上げると、走行距離5万~7万kmの物件にも手が届く。個人的にはグレードのランクを下げてでも、走行距離少なめの物件を狙いたいところだ。
▲デビュー直後のモデルも外観や内装は後期型と大きく変わっておらず、今も色あせては見えない(写真は「XD Lパッケージ」)例えば、2018年式で走行距離5.1万kmの「XD(ベーシックグレード)」あたりは、かなりオトク感高め。CX-8(初代)はベーシックグレードであっても走りは上級グレードと遜色なく、装備内容も比較的充実している。エンジンは2020年12月以降のモデルに比べるとスペックで劣っているが、シリンダーなどの構造は変わらず、違うのは燃料噴射などの制御のみだ。
ただし、年式が古め、走行距離多めのCX-8(初代)を候補にする際は、ドライブシャフトブーツ(特にフロント)が破れていないか、ディーゼル車の場合はマフラーから出る煙が多くないかなどをチェックしたい。
▼検索条件
マツダ CX-8(初代) × 総額200万円未満オススメの狙い方②:XD エクスクルーシブモードを狙うなら~2020年11月式がリーズナブル
最上級グレードである「エクスクルーシブモード」が設定されたのは2020年12月から。だが、実はその1年前から特別仕様車として発売されていた。装備内容はグレード化された以降のモデルと変わらないので、できるだけリーズナブルに「エクスクルーシブモード」を手に入れたい人は2019年11月~2020年11月式の特別仕様車版も狙い目。
例えば、2019年式・走行距離3.5万kmの「XD エクスクルーシブモード 4WD」の場合、総額は306.7万円。新車当時の価格が489.1万円だから、180万円以上も安く手に入れられることになる。欧州の高級SUVにも負けない贅沢な装備内容の「エクスクルーシブモード」が、この価格で手に入るならオトクだろう。
▲「エクスクルーシブモード」はクロームのモールやルーフレールなど外装も豪華ちなみに、総額350万円前後まで予算を上げれば2020年12月以降のモデルも総額350万円前後から狙える。価格の一例を挙げると、2021年式・走行距離1.2万kmの「XD エクスクルーシブモード(FF)」で総額347万円。こちらも走行距離の少なさを考えるとリーズナブルだ。
▼検索条件
マツダ CX-8(初代) × XD クスクルーシブモード系オススメの狙い方③:後期型を狙うならガソリン車に注目
2022年12月のマイナーチェンジでは、フロントグリルのデザインをバンパーと一体化させるなど外観がリフレッシュされるとともに、サスペンションの設定など細かな部分も見直されている。こうした改良をいとわない姿勢はマツダ車共通のもので、モデル後期になるほど熟成され、完成度が高い。
ということで2022年12月以降の後期型に狙いを絞ると、約120台がヒット。やはりディーゼル車が多めとなっているが、ここで注目したいのは2.5Lガソリン車(自然吸気)の「25S」だ。
▲後期型ではシートクッションの材質など微に入り細に入り改良された前述の変更ではガソリン車に「MAZDA INTELLIGENT DRIVE SELECT(Mi-Drive)」が新たに装備され、走りを一層楽しめるモデルとなった。ということで後期型「25S」で価格の一例を挙げると、2023年式・走行距離3万kmの物件で総額260万円。
「25S」の2WD車は新車当時、最もリーズナブルなグレードだったので、高年式車であっても価格帯は安め。エンジンやグレードのバリエーションは多いが、最も肝心な走りにおいてはほぼ差別化されていない点もCX-8(初代)の良いところだろう。
▼検索条件
マツダ CX-8(初代) × 25S系 × 2022年12月~2024年3月式
自動車ライター
田端邦彦
自動車専門誌で編集長を経験後、住宅、コミュニティ、ライフスタイル、サイエンスなど様々なジャンルでライターとして活動。車が大好きだけどメカオタクにあらず。車と生活の楽しいカンケーを日々探求している。プライベートでは公園で、オフィスで、自宅でキャンプしちゃうプロジェクトの運営にも参加。
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マツダ
CX-8 2.2 XD スポーツ アピアランス ディーゼルターボ アルパインフリップダウンモニター アルパインデジタルインナーミラー マツダセーフティPKG ディスプレイオーディオナビ フルセグTV BOSE アラウンドビュー 赤革シート ベンチレーション パワーバックドア
本体価格318.0万円
支払総額338.8万円
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