ダイハツ ミラ≪モデル概要&購入アドバイス編≫
2010/05/07
躍動感のあるスタイルと高い燃費性能を与え
クラスレスな満足を追求した軽ハッチバック
モデル概要
1980年の誕生以来、ベーシックな庶民の足として軽自動車市場を引っ張ってきた軽自動車の保守本流がミラ。7代目となる現行モデルは、FFの軽自動車では最長となるホイールベース(前後輪間距離)をもち、大型サルーン並みの後席レッグルームを確保しているのが大きな特徴だ。
標準車のほかに、内外装をグレードアップしたカスタムを用意。このカスタムには、ターボエンジンを搭載したスポーティ仕様も設定されている。
一方、標準車にはアイドルストップ装置の付いたスマートドライブパッケージを設定。こちらの10・15モード燃費は、市販されている純エンジン車としてはトップの27km/Lを誇る。
メカニズム
4種類のトランスミッションを用意
エッセなどにも採用されたKF型の直列3気筒DOHCエンジンを全車に搭載。カスタムのRSには、これをターボで過給したものが搭載される。ユニークなのは排ガス浄化システム。熱で劣化した触媒に自己修復機能をもたせたスーパーインテリジェント触媒と、ガスレンジの立ち消え防止装置からヒントを得た触媒早期活性化システムを採用する。
トランスミッションはグレードによって異なり、5MT、3AT、4AT、CVTと多彩にラインナップ。CVTはダイハツ独自のインプットリダクション方式で、ベルト回転数を低減することにより、コンパクト化と低燃費化を実現している。
サスペンションは前ストラット/後トーションビーム式。カスタムRSのみ、フロントスタビライザーを装着する。
ドライブフィール
意外なほどしっかりした印象の足回り
サスペンションのストロークを生かし、ゆったりとした乗り心地がミラの持ち味。ホイールベースが長いおかげで上下に揺さぶられているようなピッチングは少なく、かつての軽自動車に見られたせわしなさは感じられない。13インチタイヤを履く標準車の操舵力は軽く、コーナリング時の姿勢変化も小さくはない。しかし、ロードホールディングが良いため、タイヤが鳴き始めるような速度でも車の動きは安定している。
14インチ、あるいは15インチタイヤを履いたカスタムは、標準車より俊敏な印象。ただしXグレードはフロントスタビライザーが付かないため、ロール感は標準車とほとんど変わらない。走りを求めるなら、ターボエンジンのRSを選択したほうが満足度は高いだろう。
内外装
カジュアルな標準車と上質なカスタム
短いボンネットと長いキャビンによる伸びやかなプロポーションが、ミラの特徴だ。フロントマスクは標準車とカスタムで作り分けられており、カスタムはメッキグリルや4灯式ヘッドランプで上級感を演出。専用バンパーやサイドストーンガードにより、安定感も与えられている。ボディ色も標準車はペールカラーが多いのに対し、カスタムはダーク&モノトーン系を中心とした展開だ。インパネは操作系が高い位置にまとめられているほか、メーター類も大径で見やすく、ビギナーでも安心して運転できる。
自慢の後席は大柄な大人が足を組める余裕がある。標準車は後席がスライドしないほか、最上級グレードにならないとヘッドレストが付かないので、 後席の利用頻度が高いならカスタムを選んだほうが良い。
購入アドバイス
狙い目グレード
走行性や装備の充実度を重視
唯一のターボモデル、カスタムRSは走り重視の人向け。ただし物件数はそれほど多くないので、比較的流通している2007年式や2009年式で探してみよう。カスタム系はL以外なら後席スライド機構を採用しているので、妥協できるなら最も多く流通するカスタムXに狙いを絞るのもいい。全体を通じて最も豊富なのは標準車のLだが、装備が省略されている点が気になるところ。オートエアコンなどをもつXリミテッド以上を選んだほうが、満足度は高まるはずだ。購入時チェックポイント
試乗が無理でも異音チェックは必須
実用的で燃費性能が高いため、仕事グルマとして使われていたケースもある。2007年式でも走行距離2万㎞以下の物件が大半だが、荒っぽく運転されていた可能性も考慮して下見しよう。試乗できないなら、エンジンをかけて異音チェックを忘れずに。リコール情報はいくつかあるが、対象台数が多いのはCVTのオイルクーラーホースに見られる不具合。2007年4月から2008年3月までに生産された車両の一部が対象なので、当てはまる場合は整備手帳などを確認しよう。日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
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